建築設計事務所での家づくりは理想をそのまま形にできる上、建築家によるこだわりのデザインや設計でハイセンスな住宅が叶います。しかし、その分費用が高くなるのでは?と不安に思う人もいるでしょう。今回は、建築設計事務所で注文住宅を依頼する際の費用の計算方法やメリット、設計料の費用相場などについて詳しく解説します。
注文住宅を建てる際にかかる費用の大まかな算出方法
注文住宅購入を検討している人は、費用がいくらになるのか予想できず、資金計画を立てるのが難しいと感じるケースもあるでしょう。しかし、注文住宅の大まかな費用は、坪単価から求めることが可能です。
坪単価は、注文住宅の本体価格を坪数で割って求めます。たとえば、3,000万円の住宅を60坪の土地に建てる場合、坪単価は3,000万円÷60坪=50万円であることが分かるでしょう。
注意したいのは、業者によって坪単価の定義が異なるケースもある点です。住宅建設にかかる必要最低限の費用のみで坪単価を計算して安さをアピールする業者も少なくないため、あくまで目安として考えておきましょう。
依頼先別の坪単価相場は?
注文住宅の依頼先には、ハウスメーカーや工務店、建築設計事務所などがあります。もちろんハウスメーカーごとや工務店ごとに坪単価は異なるものの、大まかな費用相場として、ハウスメーカーは坪単価70〜80万円、工務店は40万円、建築設計事務所は設計・デザイン料まで含めて最低でも70万円ほどが相場です。
建築設計事務所に依頼するメリット
注文住宅の依頼先として挙げられるのは、ハウスメーカーや工務店、建築設計事務所などです。ここでは、依頼先として建築設計事務所を選択するメリットを3つ紹介します。
自由度が高くハイクオリティなマイホームが叶う
注文住宅の自由度が高いのは、ハウスメーカーや工務店でも同じことです。しかし、建築設計事務所であれば、ただおしゃれなだけではなく、その先の生活まで見据えた本当の意味で住み心地のよい家を実現できます。
建築設計事務所の注文住宅には制限や決められた型枠がないため、家族構成やライフスタイル、土地の形や特徴、気候など、さまざまな条件を考慮しながら0からの家づくりが可能です。また、建築家は住み心地と同じくらいデザイン性にもこだわる人が多く、洗練されたワンランク上のマイホームを手に入れられるでしょう。
チェック機能が正確
建築設計事務所で注文住宅を建てる場合、施工は工務店が担います。建築作業において、設計図通りに施工できているかどうかをチェックする作業を「監理」と呼びますが、建築設計事務所による家づくりでは、監理は建築設計事務所の建築家が行うのです。
作り手は工務店・監理は建築設計事務所としっかり分担されるため、チェック機能がより強化されるのは大きなメリットであるといえるでしょう。
条件によってはほかの依頼先よりコスパがよい場合も
同じ土地に同じ住宅を建設すると考えると、基本的には建築設計事務所はもっとも費用が高くなりやすい傾向です。しかし、変形地や狭小地に住宅を建てる場合、ハウスメーカーによっては坪単価が跳ね上がるケースも少なくありません。土地の条件によっては、建築設計事務所の方がお得に注文住宅を建てられる場合があることを頭に入れておきましょう。
建築設計事務所に依頼する際の費用相場
建築設計事務所に注文住宅を依頼する場合、ハウスメーカーや工務店と異なり「設計料」の支払いが必要です。設計料はその名の通り設計にかかる費用であり、注文住宅購入にかかる総費用の1割ほどが目安となります。
また、人気や知名度が高い建築家に依頼する場合、設計料は総費用の2割以上となることも多いです。たとえば3,000万円の住宅で設計両立が1割のケースでは、設計料は300万円となります。
設計料の支払いが必要な分、建築設計事務所はハウスメーカーや工務店と比べると非常に高額であるというイメージを持つ人もいますが、実際は大差ないことも少なくありません。建築設計事務所は注文住宅購入にかかるすべての費用を提示するのが一般的であるためパッと見は高く感じるものの、ハウスメーカー・工務店では本体工事のみを計算して坪単価としていることも多く、実際にはさらに費用が追加となる場合がほとんどです。
もちろん、設計にこだわる分建築設計事務所が高くなりやすいというのも事実ですが、建築設計事務所というだけで必ずしも高額であるというわけではないことを覚えておきましょう。
まとめ
今回は、建築設計事務所で注文住宅を建てる際の費用の算出方法やメリット、費用相場について詳しく解説しました。注文住宅の費用は、基本的には坪単価で計算されます。建築設計事務所は自由度が高く、家族の生活や住み心地を重視しつつ洗練されたおしゃれさを兼ね備えたハイクオリティな住宅を実現できるのが魅力です。
また、施工は工務店が、監理は建築家が担当するため、チェック体制が強化されることもメリットのひとつ。建築設計事務所はほかの依頼先よりも坪単価が高い傾向にあるものの、土地の条件によってはむしろ安く購入できる場合もあります。
工務店などで安いとされる坪単価には最低限の本体工事価格のみしか含まれていないことも少なくありません。事務所によっても費用相場は異なるため、慎重に依頼先を検討することが重要です。
独自の商材仕入れルートの確保や自社設計・自社施工などによって、クオリティの高い住まいを実現しながら高いコストパフォーマンスを発揮することもできているのです。
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